2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

 中国「小泉ショック」? アメリカの「男女別学」動向

◇今週の印刷媒体記事から、今まで当ブログのエントリで書いてきた「文化戦争」*1に関係しそうなものを、2つほどつまみ食い的に紹介(記憶で書いているのでやや不正確かもしれません)。 中国指導部「小泉ショック」か(上村幸治氏「インサイド中国」『サン…

 「自民圧勝、民主惨敗」からその次へ

◇すでに多くの方が書いているように、今回の「自民党圧勝、民主党惨敗」という選挙結果は、小選挙区制度の特性から言って当然と言えば当然のもの。昨日のTV番組での街角コメントで「これじゃ2大政党じゃないよ」というのがあったが、いえいえこれこそ正に2…

 日本民衆の武装と自律と誇りの歴史

藤木久志『刀狩り−武器を封印した民衆−』(岩波新書)*1紹介と蛇足 豊臣秀吉の政権は、…その力を背景に、武装解除を目指して、農村からあらゆる武器を徹底的に没収し、民衆を完全に無抵抗にしてしまった…この見方は、いま、ほとんど国民の通念といえるほど根…

【3:私たちの時代の「文化戦争」】

それでは次に、小泉「構造改革」なるものの実質は、どのように評価されるのか。この点について詳細に論じる力量は私にはないので、これもよく言えば長期的、要するに大雑把な歴史状況から説明を試みたい(周知の事柄も多いと思われるが、「孫の手」なので、…

【2:小泉「劇場」政治と「政治の2001年体制」】

◇今回の解散総選挙劇の序盤では、「郵政反対議員vs刺客候補」なる図式に注目が集まった。小泉首相の政権運営は「独裁的」と批判されることも多い。それらは小泉首相の特異なキャラクター(「非情」「変人以上」)に還元されやすいわけだが、これは本当にそう…

【1:前口上】

◇さあ総選挙ネタを書こう*1と思ったら、公職選挙法なんて厄介なものがあるんだよね(木走さんのまとめ参照*2)。現在の規定上は、私が当初書こうと思っていたことを書くと形式上バリバリ引っかかる。以下は一応、条文を読んで、それに対応して書いたつもり(…

9.11総選挙と「その後」に向けて

目次 【1:前口上】 - ピョートル4世の<孫の手>雑評 【2:小泉「劇場」政治と「政治の2001年体制」】 - ピョートル4世の<孫の手>雑評 【3:私たちの時代の「文化戦争」】 - ピョートル4世の<孫の手>雑評 (全文を表示するには、09-05の日付をクリック…

 私たちの時代の「信心」問答 (含む「子育て論」)

◇このブログで問題にした*1「宗教性」についての記事を一つ(また、予告と違うものから書く、移り気な私。困るね)。最近、飲み会で(知人Xさん)「哲学や心理学も知っておいた方がいいと思ったんですけどね〜」(私P)「あれは下手にやると絶対落とし穴には…