「孫の手」アンテナ整理&ブログの読まれ方?

◇(かなり下の方にある)「孫の手」アンテナを拡充しました。一応できる範囲で見やすくしたつもりですが、よかったら未見のページ探しの参考にどうぞ。私の興味にしたがって「研究者・ブロガー」「編集者・ライター」「社会理論・批評」「東アジア思想史」「宗教・文化」「国際情勢・地域情報」 「クラシック」にジャンル分け。多すぎると自分で見ないので、一応「厳選」したもの(内容は学術的だったり、そうでなかったり、かなりバラバラ。読んで面白いのはあまりないかも…)。
◇登録したページは、(ばらつきも含めて)私の文化戦略?の配置を反映しています。特に、私が勝手にベースにしている、儒教・仏教・神道(or道教)の三教一致的「心学」については、世間の情報は少ないので、「東アジア思想史」など見ていただけるといいかなと(データベースばっかり…)。とりあえず情報源の一端を明らかにしたということで。 
◇さて、内田樹先生に勝手にタイアップ*1で来客多数、すっかり寄生虫状態だが、単純にありがたい(今回は宮台先生方面には送らず。)先週7000超えたばかりなのに、今週は当面の目標だった10000pvを超えてしまった(増えてどうなるというものでもないが、はてなダイアリー市民になる前に力尽きそうな気がする)。内田先生のような練達な文章には程遠い、卑猥下劣としか言いようのない文体だが、本当に読んでもらえたのだろうか?
◇コメントいただいたsamsoさんの記事(「2005-06-03」)で、ブログは「これからは『記事』の串差し的な読み方が主流になるかも」とあり、「串差し」とは言いえて妙だなと思った(ちなみにsamsoさんのページは記事といいリンク先といい、面白い)。横の串差しに対して、縦の私の文脈はどれほど読まれるかは大変心許ない。
◇そういえば(以下さらに雑談)、内田先生のページで能の稽古の記事が出てくると、かつて関東観世流学生能楽連盟*2(←あるんですよ、こういうものが)の一員として、また甲南大学との交流で、京都や大阪の舞台に立ったことを懐かしく思い出す。西の方は本当に芸能が、文化に根ざしているというか、人の板についているというか、とにかく盛んで、これはかなわないなと思ったのを憶えている*3
◇私の「心学」も江戸期には関西が本場だし、そういう体で覚える、身についた文化があると、書くものも違う気がする。内田先生以外の、言葉が上滑りしている学者たちには、もう少し体を使って(実感に基づいて)書いてほしいものだ。とりあえずストレッチでもして頭脳の硬直を防いでほしい*4
◇さらに、もう一つ追加。upのタイミングも悪く、ほとんど読まれなかった先日の詩人谷川俊太郎の記事(「谷川俊太郎「詩を書く楽しさ」 - ピョートル4世の<孫の手>雑評」)に補足だが、昨日ちょうど新しい文庫版の選集が発売されたようだ(集英社文庫の前の版も良かった)。未見だが紹介しておく*5

*1:今回は、6/12「「靖国問題」補足から、「小泉首相」観・国際情勢観の問題へ - ピョートル4世の<孫の手>雑評」、6/16「弱小国「日本」における歴史問題の不毛 (中国・アメリカの外交戦略の間で) - ピョートル4世の<孫の手>雑評」。

*2:私がいた時は、早稲田・法政・学習院・明治・国学院日本大学の6校加盟。今はどうなっているやら。

*3:それと、飲み会の席で、京都女子大のお姉さん方が「狂女」と呼ばれて、とても素敵だったのを。←何じゃそりゃ。

*4:ストレッチのすすめ - ピョートル4世の<孫の手>雑評

*5:谷川俊太郎詩選集1』。谷川俊太郎詩選集  1 (集英社文庫)