今日は東京都議選投開票日

◇最近、東京にも行ってないな(用事がない)。さて、対岸から見るに全く盛り上がっていないようだが、都民の方々は選挙に行くのだろうか。各政党は国政選挙並みの態勢で臨んでいるそうだが、新聞見ても、暑いけど演説の際はネクタイをするかしないかとか、最低投票率30%台になるかとか(都道府県議選の最低は、03年千葉の40.24%)、そんなニュースばかり。
◇ところで、たまたま電車内で話題の?パパイヤ鈴木の投票呼びかけポスターを見た。パパイヤは創価学会タレントではないか、と某週刊誌が嬉々として叩いていたが、それ以上に現物の脱力感は凄かった。「選挙に参加」というコンスタティヴ(字義どおり)なメッセージとは裏腹に、「選挙行こうなんて呼びかけてるけど、本当は行っても行かなくても大して状況動かないし、まあそこらへんは分かってるよね、一応選管の手前ちょっとは注目して」的な雰囲気が漂う、いかにもポストモダン的で、アイロニカルな、選挙自体もネタの一つになっちゃった的な、凄まじい「啓発」活動である。今都民でなくて良かった、と思ってしまった。
◇都選管の担当者は昨夕毎日新聞によると「過去最低になったら、頭を丸刈りにする覚悟でやっている」そうだが、天気も中途半端だし、厳しそうだ。「選挙の時だけイベントをやっても、なかなか成果が上がりにくい」と、ごもっとも。国会・都議会も話題になるのは茶番劇ばかりだから、しょうがないか? 静かな「時代の潮目」の一つになる選挙だとは思うのだが。
◇ポスター等はこちら(載せたくないので)→東京都選挙管理委員会 | 東京都