渡邉暁雄を8大最上級指揮者に選定す!(付・日本の管弦楽、山岡重信・田中希代子・原智恵子、世界の指揮者勝手番付)

◇「渡邉(渡辺)暁雄のシベリウスは良い」という世評を知ったのはいつのことだったか。かなり前から知っていたはずだが、シベリウス交響曲全集としては、これもバイブル扱いされているベルグルンド盤(ヘルシンキ・フィル、EMI)*1、バルビローリ盤(交響曲全集 バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(5CD) : シベリウス(1865-1957) | HMV&BOOKS online - 5672992)、K.ザンデルリンク盤*2、ロジェストヴェンスキー盤(交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲 ロジェストヴェンスキー&モスクワ放送響、オイストラフ(vn)(4CD) : シベリウス(1865-1957) | HMV&BOOKS online - CDVE44237)などでとりあえず満足していた(シベリウス自体それほど聞き込んだわけではなかった)ので、なかなか聴く機会がなかった。しかし、出会いが遅かったことはもはや問題ではない。私は、その時、神に、この出会いを感謝した。
渡邉暁雄(わたなべあけお1919−1990)は、1945年〜1990年に活躍した指揮者渡邉暁雄/ミュージックギャラリーワイド (music gallery wide)(「渡邉暁雄 - Wikipedia」を参照)。1956年に日本フィルハーモニー交響楽団の創立に参画し、1962年には日フィルと世界初のステレオ録音のシベリウス交響曲全集を制作した。フィンランドと縁が深く、「3年に2度の割で」同国を訪れていたという。2度にわたり日フィルの音楽監督兼常任指揮者を勤めたほか、京都市交響楽団東京都交響楽団・広島交響楽団音楽監督兼常任指揮者を歴任した。
◇なお、私がどういう観点から渡邉暁雄を高く評価するのか気になる方は、【4】からどうぞ。
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【4/19追記】3ヵ所ほど記述を補正、わずらわしい注を本文に戻した。リンク違い訂正。CD番号を追加。なかなか行き届かず。

*1:Sibelius : The Complete Symphonies & Tone Poems

*2:シベリウス:交響曲全集(5枚組)