阿部和重の実家の話

◇7日に出た婦人公論http://www.chuko.co.jp/fujin/(5月22日号)に、阿部和重のインタヴュー。女性誌らしく、作品(『グランド・フィナーレ』)にはほとんど触れず、実家近辺の話が多い。実家はパン屋で、その向かいには銀行の両側に映画館と本屋があったらしい。実は文芸的には、下手な作品論よりこの「原風景」の方が興味深いのかもしれない。自分の原風景なるものは常に結果としてわかるものだろうか?
◇最後の方で少しだけ、「ズレ」の方法論や宝塚・ジャニーズ・ハロプロについても触れている。これについては別のところで詳しく語っているようだ。http://d.hatena.ne.jp/samsa01/20050507