「日本版ポリティカルコンパス」結果=保守左派

◇再びsamsoさんのページ経由*1で、日本版ポリティカルコンパスという政治指向判断テストを(かなり話題になっていたようで、遅ればせながら)知る。仕組みそのものは、東浩紀に倣うと(?)自分の政治的立場までデータベースに規定してもらうようになったのね…と思わないでもないが、これだけ政治・経済的争点が細分化されてくるとやむをえない発想か。仕組みは単純?で、アンケートに賛否を答えると、政治面の保守/リベラル度、経済面の政府介入派/市場信頼派を判定してくれる。こちらからどうぞポリティカルコンパスについて
◇私の結果は、「保守左派」。ただし、保守度は0,2(最大10)でほとんど中道、左派(=政府介入派)度は−4,07(最大−10)。自分では伝統や公共の秩序を相当重んじる方だと思うが、あまり「保守」扱いされないのは外国出身や家族形態などの個人の事情に寛容なせいか。経済左派の方は、もちろん市場原理を逸脱した腐敗・堕落は許せないが、情報収集=自己責任型の、何でも個人任せの社会は結局最終的コストが高くつく(つけがまわってくる)のではないかという疑念があるせいだろう。回答していて思ったのは、自分でもそれぞれの争点ごとに考える利害がバラバラで、一貫してないな、ということ。ただ、このテストの効用として、解説にもあるように、あまりに極端な傾向の人に結果を示して再考を促すなどの、認知療法的な?意味があるかもしれない。
◇英語のオリジナル版(題のキーワードから入れます)は途中で止まるトラブル?で、面倒だからやめた。ただ、項目を見ると日本版は質問のニュアンスはほとんど別物のようだ(アメリカは生命倫理など、宗教右派に関連する項目が入る)。これでまた思うのは、「リベラル」の用法(ヨーロッパ、アメリカ、日本でそれぞれ違う立場で使われる。というか、人によって相当違う)といい、社会的言論、個人の関心の局所化の状況は、これまた東浩紀が言うように非常に困難。こんなテストでも話のネタになればまだいいということだろうか。