【4】コンドラシン指揮モスクワフィルハーモニー管弦楽団★★☆

1973年9月7日スタジオ
アウロス(メロディア音源)2004年(AMC2043)
53:54(12:30/17:28/10:28/13:24)
ショスタコーヴィチ : 交響曲 第11番「1905年」(BMG国内盤)
◇打楽器の刻み・弦の泣き・金管の鳴り、どれをとっても不満はない。しかし、コンドラシン特有のテンポの速さ(ストラヴィンスキーペトルーシュカなどでは最高なのだが)は、この曲ではややすっきりし過ぎた感じにも受け取れる。全集をしっかり聴き込む必要はあると思うが。
1.速度・激しさは充分だが、なぜか鬼気迫るもの(粘着性、執念深さ)がない。残念。
2.さっぱりしているが、美しい。
3.導入は速いが、アレグロ「ズズンドコドン、ズズンドコドン」の太鼓連打は激しくて魅力的。
4.木管がかなりくっきりと語る。鐘は美しいが少し軽い。残響なし。
◇国内盤全集は凄いプレミア(現在¥86,800)ショスタコーヴィチ:交響曲全集
ヴェネチア盤(現在マルチバイ¥4,482)「交響曲全集、他 コンドラシン&モスクワ・フィル(12CD) : ショスタコーヴィチ(1906-1975) | HMV&BOOKS online - CDVE04241