未刊だった谷川俊太郎「98のソネット」がついに!

◇「谷川俊太郎「詩を書く楽しさ」 - ピョートル4世の<孫の手>雑評」で書いていた、幻の98のソネットがついに刊行された! 1953年に刊行された谷川俊太郎の第2詩集『62のソネット』は98のソネットを記したノートから父谷川徹三の助言を参考に取捨選択されたものだったが、今回56年経って初めて、一般読者が未刊のままだった36篇を加えた形で読むことができるようになったわけである。
◇上記エントリで記したようなドタバタで、実はまだ未刊分の最初の1篇しか読んでいないのだが、本屋で見つけてこんなに嬉しかった本はなかったと思う。
谷川俊太郎『62のソネット+36』(集英社文庫)
(W.I.エリオットと川村和夫による全編の英訳つき)
62のソネット+36 62 Sonnets+36 (集英社文庫)