【2】ムラヴィンスキー指揮レニングラードフィルハーモニー管弦楽団B★★★★☆

1959年2月2日スタジオ
ロディア2004年MELCD1000775
60:18(15:28/18:23/11:29/14:43)
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」 / ウストヴォーリスカヤ:子供の組曲(国内盤)
◇ステレオ録音でライブに比べてより普遍的な演奏に仕上がっていて広くお薦めできるが、フィナーレはライブの強力さに負ける。
1.ライブに比べると速度感はないが、その分より情景的でドラマ性・緊迫感は増している。
2.特にライブと変化はないが、より美しく響く。
3.導入はライブの方がずっとずっしりしていて好ましい。「ズズンドコドン」が速いのだが、録音のせいかやや遠く響く。まあ、充分凄いのだが、ライブに比べると多少軽めなのが惜しい。
4.地獄の門が開いたような、何か引っかくような銅鑼の音から木管が語りだす辺りは圧倒的。残響はほとんどないがそれでも感動的。